今日は「バイト国盗り物語」ゴール前日!そして、クリスマスイブ%%%。
稚内市内を散策。"日本最北"や"北緯45度??分"の文字が多数。本当に日本最北の地。そしてロシア語の看板も。すぐ近くは外国だ。
ノシャップ岬へ。市街近くの岬。雪に埋もれた漁村。日本とは思えない。それに寒い!ものすごく寒い!気温以上に風のせい。もろに北風!顔が凍りそう。イルカの銅像。正に北の岬といった風景。晴れてれば利尻富士が見えるのだがあいにく。海も荒れている。風は更に強烈。手袋を宿に忘れたことを後悔。すぐに感覚がなくなった。コートの隙間からも風が吹き込む。涙が出てきた。
そんな中、岬に立って海を見詰める。そう言えば、沖縄・与那国島の西崎(2X;7)に立って、絶対にゴールしてやる!と誓ったっけ。あれから10ヶ月。そんな旅もとうとう明日で最後だ。途中、何度もくじけそうになったけど、なんとかここまでやり遂げられた。本当に明日でゴールなんだな。この海は、あの沖縄の海とつながっているんだなぁ。そんなことを、停止しそうな思考回路の中で思い、浸った。雲の隙間から青空が見えて、ちょっと日の光が射した。海鳥がたくさん飛んでいた。ちょっと"じ〜ん"ときた。
でも30分が限界。手がかじかんで動かない。切り傷ができているのに気がつかなかった。公衆便所の中が暖かく感じた。
稚内駅に戻る。他の場所も見るつもりだったが、寒すぎて遠出をやめた。駅周辺をぶらぶら。暗くなるにつれて、イルミネーションが鮮やか。それに反比例して僕の気持ちは沈む。昼間はそれほどでもなかったけど、やっぱり無性に寂しくなってきた。
他の人たちが楽しいイブを過ごしている中、僕は最北の地でたった一人。明日がゴールという感動よりも、今はブルーな気分の方が僕の心を占めている。しかも、とぼとぼ歩いていたら、滑ってすっころんだ。みじめだ。本当にブルーだ。
昼飯には北国らしく"カニラーメン"を食べたが、そのせいでお金が残りわずか。寂しくて食事のことを考える元気もなくなり、「バイト国盗り物語」最後の晩餐は何の変哲もないラーメン。しかも、店内には僕一人。寂しすぎる。頭の中で山下達郎リフレイン。
沈んだ気持ちで宿に戻り、明日の宗谷岬への移動方法を調べる。宗谷岬へは、バスが1日に4本。が、ここでバス代が足りないことに気がついた!どうしよう%%%。ゴールできない%%%。
急遽、名寄の福沢に車で送ってもらうように要請。すまんねぇ。調子に乗って"カニラーメン"なんか食べなければ良かった。
最後なのに、"どーん"と重い気持ち。クリスマスを一人で寂しく迎える時の定番、テレビで"明石家サンタ"を見て気を紛らわしている。
部屋でちょっと旅を振り返っているが、頭がこんがらがってしまう。たくさんのことがありすぎた。すっごい楽しいこともあれば、もっとこうしておけば、という後悔もある。今はものすごく寂しいし、でも、こんな経験、普通に暮らしていたら絶対できなかったよな、とも思う。なんか色んな感情が入り乱れている。自分でもよく分からない。
でも、明日は本当に本当にゴールだ。この長い旅にも、ようやく幕が降ろされる。
