早朝、僕が熟睡していると、矢崎がハイテンションで帰ってきた。いきなりたたき起こされ、外に連れ出された。ものすっげー寒い!寒いっていうか痛い!この寒さを僕に体験させようと思ってくれたらしい。でも、それを"ありがた迷惑"という。街の温度計を見て驚いた。マイナス18℃!長野育ちの僕でも、ここまで寒い気温は記憶に無い。さすが、北海道・旭川だ。鼻から空気を吸うと、寒さで鼻の穴がくっついてしまう。矢崎が持ってきた濡れたタオルは、一瞬で凍り付いた。本当に、バナナで釘が打てる世界。
目が完全に覚めてしまい、その後、矢崎と朝6時まで雑談。そのあと、眠って起きて11時。風呂に入って矢崎宅を出発。1日の予定が、3日間も世話になった。また、東京戻ってきた時は連絡くれ。
明後日、北海道北部の幌延町でバイト。そのため、今日は途中の名寄に住む、高校時代の友人・福沢の家に泊めてもらうことに。JR車掌の矢崎には悪いが、バスで向かった。
景色を見ていこうと思ったが、窓ガラスが凍り付いていて外が良く見えず。寝てしまった。でも、外はいい天気。ちょっと見た夕焼けはきれいだった。それと、太陽が長細く変わった形に見えた。寒いとそういう現象が起こるのだろうか?
名寄駅到着。寒い!温度計を見ると、夕方なのにマイナス11℃!名寄は、日本で最も寒いとされる地域。日本最低気温を記録したのも、このすぐ近くの丘の上らしい。いよいよ、別世界級の北国に突入!
福沢に迎えに来てもらった。およそ1年半ぶり。彼女も一緒。すまんねぇ、こんなクリスマス前のいい時期に。俺にはねーけどよー。
福沢の家へ。すごいボロ%%%、いや、趣のある家。家の前には人の背丈より高く雪が積もり、入口には1m以上のつらら。部屋にしか暖房が無いので、玄関はとっても寒い!水道もよく凍る。目を疑ったのは、洗うために水につけておいた茶碗と箸がそのまま凍っていたこと!もはや芸術品。
3人で近くの温泉に。北海道では、各町に町営スキー場があるところが多く、この温泉施設もスキー場のとなり。ライトアップされた森がきれいだった。やっぱり温泉はいい。疲れがよくとれる。旅の中でも、何ヶ所かの温泉に入ることが出来たが、ますます好きになった。無事にゴールしたら、ゆっくり温泉に浸かりたい。
その後、夕飯を兼ねて飲み屋へ。というか、店が閉まるのが早くて、飲み屋しか開いていない。北海道の海の幸などをおごってもらった。ほっけやカニ鍋も美味しかったが、一番美味しかったのは、ホタテのバター焼。感動した。北海道はうまい食材が多くて、しかも安い!ごちそうさま。
幌延町出身の志穂ちゃんに、明日お世話になる「トナカイ村」のことを教えてもらった。明朝、福沢に送ってもらう。近いとはいっても、車で2時間半ほどかかる。北海道は、本州と距離間隔が違う。出発は6時前。すまんねぇ、こんなクリスマス前のいい時期に。
明日は、いよいよ、「バイト国盗り物語」記念すべき最後のバイト!1日だけだが、クリスマスにちなんだイベントがあるらしく、そのお手伝い。時期ネタとしても最後にぴったりだ。しつこいけど、僕にはクリスマスはない。
長くて辛くて、先が見えなくて、終わりが無いように感じることもあった、"47都道府県・バイト制覇"。でも、とうとう、本当にラスト一つ!これまで、本当に様々な業種、様々な職種のバイトをしてきた。全てのバイトを鮮明に覚えている。あまり実感が無かったが、そう考えると感慨深くなってきた。明日はイベントのバイトだし、最後、働くことを楽しみながら頑張ろう!
今夜は3人、雑魚寝で就寝。