・12月9日(日) 翌日の07時30分
・暴風雪のちくもり
・岩手県二戸郡安代町安比高原 従業員寮「安比フラット3」102号室

<日記>

今日は索道部でバイト。"索道"とは、いわゆる「リフト」のこと。役所言葉では"鉄道"などと一緒の類でこういう呼び方をするらしい。

「安比高原スキー場」は4つのゲレンデからなり、トップシーズン(15日〜)前の"初滑り期間"は、セントラルゲレンデの一部がオープン。その中で最も長い、"安比ゴンドラ"の建物内に索道部事務所。

外は大雪!風も強い!当然だが寒い!8時前に出勤。僕もみなさんと同じスキーウェア(?)をお借りした。主任の高橋さんから手袋も。

今は3本のリフトと1本のゴンドラが稼動。僕はそのまま"安比ゴンドラ"で仕事。準備。ゴンドラは、毎日、営業終了後に下の乗り場にしまっている。まずはそれを出す。コンピューター管理。パネルを操作しながら、少しずつゴンドラを動かす。曲がり角で詰まらないように気を付けながら、等間隔に配置。トップシーズンは全てのゴンドラを出すが、今はちょっと少な目。一つ一つの間隔はその分長めに。それもコンピューターで管理。しばらくこの作業。

僕はすることがなく、眺めながらゴンドラの仕組みについて教えてもらった。滑車の周りに仕掛けがあって、等間隔を保つように良く考えられている。感心。

ようやく、ゴンドラが全体に行き届いた。だが、そこで終わらない。ワイヤーに多少のズレがあるとかで、みなさんは滑車の上に登って調整。安全を守るため、ほんのわずかなズレも見逃さない。雪はますます強くなり、容赦なくふきつける。僕は下から応援するしかなかった。

数名の作業員は上の降り場へ。営業開始。速攻、お客さんがやってきた。このゴンドラは人気。山のてっぺん、標高1,305mまで登る。僕らは下で2ポジションを4人で。15分ずつで30分休憩。

一つのポジションは、乗り場の階段前でチケット確認。お客さんは板を外して担いで登る。僕は腕に巻かれたり首からぶら下げたチケットを確認。それにしても寒い。なんていっても風が強い!ここの雪は本当に"パウダースノー"なので、風で巻き上がり、横からだけでなく下からも吹き付ける。なのに、雪はますます強く。寒い。痛い。辛い。でも、チケットはしっかり確認!

もう一つは乗り場。お客さんが安全に乗れるか確認。8人乗り。"グループ乗車列"と"相乗り乗車列"があり、空席があれば"相乗り乗車列"から1,2人を乗せる。少しでもスムーズに進むように。まだトップシーズンではないので、そこまで神経質にはやらなかったが、これからの時期、混んでる時はご協力を。ボードは中に持ち込むが、スキー板は外のラックへ。戸惑うお客さんのお手伝い。また、スノーブレードや子供用の板で不安定なのは、危険なので中に持ってもらったり。また、ボード客の数を"日本野鳥の会"方式でカウント。

今の時期はそれほど混まないので余裕を持って仕事。だけど、寒さは相変わらずきつい。僕が震えていると、お一人が"ホッカイロ"を背中に貼ってくれた。暖かい。そのお気遣いも暖かい。だけど、貼ってくれた人は、ウェアーの下はシャツ+1枚!鉄人。

働いてるほとんどの人は近くの農家さん。畑の農閑期にこうしてスキー場で勤務。皆さんは、お弁当を持って来てたが、僕は抜けて従食で昼食。ここの従食はご飯などが食べ放題。アルバイターには有り難い。食いだめしとこう。

午後、ゴンドラで上へ。景色は最高!のはずなのだが、大雪で何も見えず。前のゴンドラさえ見えない%%%。12分ほどで到着。上からの景色は、やはり雪と雲で何も見えず。トップシーズンからは迂回路もあるが、今は上級者コースのみ。確かに急みたいだ。下も先も見えないので、長野育ちの僕もちょっと恐い。みなさんは実力に合ったコース選択を。

上は2人で作業。一人は事務所内でコンピュータによる監視。もう一人は、降り場でお客さんの安全な降車とゴンドラ内の掃除。僕もお手伝い。ゴンドラに残った雪は、そのままでは凍ってしまうためトンボでかき出す。だけど、時々、ゴミを残していく輩がいて非常にむかつく。鼻をかんだティッシュとか。それぐらい自分で捨てろ。

ちょっとだけ手伝って再び下へ。さっきよりは晴れ、ゲレンデやホテルが見えた。こんなに高かったとは。ゴンドラって下りに乗るとちょっと恐い。

3時から「APPI温泉パティオ」へ。エリア内に温泉施設。滑った後の温泉は最高!僕はフロントのお手伝い。僕が旅の中で使っている"健康ランド"方式で、靴の鍵を預かってロッカーのリストバンドを手渡す。中にはコンビニも。

一時間おきに検温。付き添って中を見学。広々。特にサウナ!本当に広くてゆったり!ただ、お客さんがいたので写真はNG。替わりに露天風呂を撮ったらお客さんにびっくりされた。でも、喜んでいた。

ゲレンデは4時半CLOSE。すると入浴客がどんどん。ホテルの宿泊客も。結構、忙しい。それに、ここは夜の11時まで営業。でも、僕は6時であがり。ごめんね。帰る前、ソフトクリームを頂いた。っていうか、自分で勝手に作った。ここのソフトクリームは大人気!ここの牧場でとれた生乳から作ったもの。味が濃い!風呂上がりに食ったらうまいだろうな。

索道部事務所に戻り、タイムカードを押して終了!スキーセンターの事務所へ。谷村さんに終了報告。時刻表を借りて、明日の移動スケジュールを立てる。そして、明日、出発前に僕も滑らせてもらうことに!レンタルとチケットの手続きをしてもらった!ありがたい!明日は旅を忘れて、思う存分滑るぞ!

早速、ホテルのレンタルカウンターに行ってセットしてもらった。これで、明日はすぐに滑れるぜ!

その後、「APPI温泉パティオ」に行って、僕も温泉に入れてもらった。いや〜、最高、最高。特に露天風呂。体は温泉に浸かり、頭は氷点下。多分健康的。

寝る前、同じ"フラット3"でホテルレンタルの福長さん達と、一緒に酒を酌み交わした。"バイト国盗りファイル"を見せると、とても興味を持ってくれ、しきりに羨ましがっていた。でも僕は、こんなゲレンデで、仕事の合間に思う存分滑れるあなた達が羨ましい。いいなぁ、こういう生活も。仲間もたくさん出来るだろうし。まあ、明日は僕も思いっきり滑るとしよう。


・今日の出費
おやつ=210円
計 210円
・今日の収入
なし
残金 16790円
・今日の収穫
ソフトクリーム=「APPI温泉パティオ」にて
おにぎり(従業員食堂の余ったご飯をもらって自分でにぎった)
なぜかケーキ=事務所にて

・出会った人
高橋正寛、「安比高原スキー場」索道部 索道課 主任
「安比高原スキー場・索道部」のみなさん
「APPI温泉パティオ」のみなさん(おしょうさん、ミルキーさんなど)
「安比高原」の多くのみなさん
・寮の部屋のコンセントから
・今日の金ちゃん
夜、福長さんたちと飲んでる時、金三を見せたらみんな喜んでいた。


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セントラルゲレンデ・セカンドゲレンデ・ザイラーゲレンデ・西森ゲレンデの4つからなるスキー場。"だだっ広い!"という表現がぴったりだ。コースも初級者から上級者まで様々。仲間できても、家族連れできてもみんなで楽しめるコースです。スキー場以外の施設も充実。特に「APPI温泉パティオ」は、とっても広くい大浴場。また、最大50人が入れるサウナも日本最大級!頭と体の温度ギャップが心地よい、露天風呂も。また、オススメはここのソフトクリーム。本当にうまいです!


Pc090155 いらっしゃいませ。お客さんにリストバンドを手渡す。

Pc090156 ここのソフトクリームは超うまいです!ちなみに、自分で作成。
Pc090080 ゴンドラ乗り場にて。朝の準備。チェックしながらゴンドラ出します。

Pc090091 営業開始。乗り場でお客さんの安全確認。スノボ客も数えます。

Pc090096 大雪の中、入口に立ってチケットチェック。まじで寒い!

Pc090099 「安比ゴンドラ」は人気です。列に並ぶお客さんたち。

Pc090101 「安比高原」もクリスマス。俺には関係ねーけどよー。

Pc090106 今日の「安比高原スキー場」。大雪がつづきます。でも、スキー場にとっては嬉しいこと。

Pc090110 ゴンドラに乗って上へ。

Pc090119 ここからは上級者コース。ボードをつけるお客さん。視界は悪い。

Pc090127 こういった計器やコンピューターで安全な運航に務めます。

Pc090134 お客さんが降りた後は、中の雪を払う。ゴミは自分で捨ててください。

Pc090138 ゴンドラに乗って再び下へ。

Pc090148 続いて「APPI温泉パティオ」で。スキー場に温泉があるなんて嬉しい。

Pc090144 浴室は広々!定期的に検温。それを眺める男の子。

Pc090152 洗面器や椅子などもきれいに整頓。

Pc090153 フロントにて。ゲレンデのCLOSEに合わせてお客さんが入ってくる。

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