出発前、「ホテル仙波」の大浴場へ。中から米代川が望めてきれいだった。久々の温泉だったが、時間がなくてゆっくり入れなかったのが残念。
高橋さんが迎えに来てくれて「秋田三鶏実業」の社長さんの元へ。女将さんが見送ってくれた。僕の髪が濡れているのを見て、ちゃんとドライヤーで乾かしていくように言ってくれた。女将さんはとても親切だった。
大雪!視界が悪くなるくらい。本格的なのは、今シーズン初めてだ。いよいよ真冬に突入してしまったか%%%。
大館市街地にある畳・インテリアの「成松」へ。こちらの成田社長が「秋田三鶏実業」の社長でもある。社長は大館市の議員をされていた地元の実力者。高橋さんから成田社長にバトンタッチされ、社長の車で「秋田三鶏実業」の工場へ。高橋さんとはここでお別れ。いろいろありがとうございました。
工場は大館市の山間。トンネルを抜けると、そこは一面の雪景色。積もっている!降る雪も強さを増してる。やばい。途中、「旅館大雪」へ。社長の計らいで今晩、泊めていただく!また、お昼のお弁当も届けてもらうことに。
工場到着。「秋田三鶏実業」は日本で最も有名な地鶏の一つ、"比内鶏"を扱う会社。"比内鶏"とは、日本三大長鳴き鶏として知られる声良鶏、闘鶏の金八鶏とともに、天然記念物"秋田三鶏"とされている地鶏。あまりの美味しさに、昔は年貢として納められていた。でも今は天然記念物のため、食する"比内鶏"はその交配種。日本でもっとも改良が遅れたため、野鶏に近く、大館周辺にしかいない地鶏。"日本三大美味鶏"の一つ。本場の"きりたんぽ鍋"には欠かせないお肉。
社員の方々は"寝耳に水"といった感じでびっくりしていたが、社長に説明してもらい、早速仕事開始、の前に、なんとお給料を前金でくれた!いきなりありがとうございました!白衣を着て工場の中に。ちょうど女性の方たちが、鶏の解体作業をしていた。しかも、今朝絞めた鶏!工場長も女性。男性の仕事だと思っていたのでびっくり。
羽がとれた"まんま"の形の鶏の腹を割き、肉・骨・ガラ・内臓等に分ける。初めて見て、ちょっとショックを受けた。焼鳥でも食べる"もつ"など。まだ生む前だった卵も発見。みなさん、すごい手さばき。お歳暮やお正月の"きりたんぽ"用に、今から一年で一番忙しいシーズン。
別の部屋ではガラを煮込んでスープ作り。隣では朝にパック詰めしたものを、85〜90℃の熱湯に一時間つけて外部の殺菌。僕は終わったものを鍋からあげるお手伝い。パックを網ですくって机の上に。見た目より力が要って大変。外は雪降ってるのにここは暑いし。ひたすらひたすらすくう。やっと終わったと思ったら、別のパックを再び鍋へ。この繰り返し。
引き上げたパックは、机の上に立てて水切り。これまた細かい作業。その後はケースに詰めて冷蔵庫に運んで冷却。内部の品質を変えないように。温めたり冷ましたり大変だ。午前中はそれで終わった。
「秋田三鶏実業」で使う鶏は、全て同じ敷地内の系列の飼育農場で育てられたもの。農場から加工まで一貫した生産をしている。農場も見せてもらった。ビニールハウスみたいな建物から「コッコッ」とか「ピヨピヨ」とかいろんな泣き声がしている。ものすごい数!ずらーっとゲージが並び、茶色の羽をした"比内鶏"が数羽ずつ飼育。中に入ると、一層泣き声は強く。僕が近付くと恐がっていた。更に別のハウスを覗くと、そこは放し飼い!ものすごい数の"比内鶏"が自由に歩き回ったり、餌を食べてたり。こうした飼育法により、肉が引き締まって"野鶏"に近い味になるらしい。ただ、詳しい飼育法と飼料は企業秘密。
午後になると、皆さんは肉を決められた大きさに切ったり、重さを量って袋詰め。真空パックなど。僕は倉庫に行き、賞味期限のスタンプを押す作業。さっきまで冷やしていたスープパックに機械で賞味期限を打つ。ひたすら打つ。どんどん打つ。まだまだ打つ。ずっと腰をかがませていたので、腰痛再発。僕は鬱。スタンプを打ったら、箱に詰めてまた冷蔵庫へ。
その間、工場ではスープが完成。濾したものを一晩寝かし、明朝パック詰め。肉も切り終わったようで、計量やパック詰め。通販もしているので、配送の荷造りなど。
僕は最後まで賞味期限のスタンプ押し。寒がってたらストーブをつけてくれて嬉しかった。ちょっとまだ風邪ぎみだし。およそ500袋ほど押して終了。
専務の車で送ってもらい「旅館大雪」へ。近くで土木工事が行なわれているらしく、作業員の方たちが大勢宿泊。館内全体が土建屋の雰囲気になっていた。夕食は普通のメニューに加え、みなさんの計らいで"きりたんぽ鍋"もつけてもらった。"たんぽ"とは、ご飯をすりつぶして食べやすい大きさにして丸め、串につけて焼いたもの。それを切って食べるので"きりたんぽ"という。その中の鶏肉と"だし"は、比内鶏が王道!欠かせない存在!昨日も食べたけどすごく美味しかった!腹一杯!さらに、ビールとお酒もつけてもらい、いい気分。今日は温泉にもゆっくり入っていい気分。久々に洗濯もした。
だけど、僕の心はちょっとブルー。携帯がつながらないのもあるが、明朝、鶏を絞める作業を見学するから。もしかしたら、僕もやることになるかも%%%。そういうの、昔から苦手なんだよなぁ。

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http://www.oodate.or.jp/user/shimoda/Hchikusan/sankei.htm
秋田県大館市雪沢字楢木岱72-3tel. 0186-50-2254
0120-411713(Free)
Pc030022 "比内鶏"のお肉。普通の鶏肉とは本当に比較にならないですよ。

Pc030030 「秋田三鶏実業」の外観。飼育・加工・販売を一貫して行なってます。

Pc030033 この看板が目印。十和田樹海ライン沿いです。

"秋田三鶏"の一つである"比内鶏"を扱う会社。"比内鶏"は野鶏に似た風味とこくを持ち、"日本三大美味鶏"にも挙げられている。「秋田三鶏実業」は、空気・水ともに澄んだこの大館の地で、飼育・加工・販売まで一貫して手がけている。独自の飼育法と飼料で育てた"比内鶏"は天下一品。数々の賞も受賞。正肉・鶏ガラだんご・スープにステーキ肉他、"比内鶏"あっての"きりたんぽ"セットも販売。レバー砂肝、ハツなども。燻製も美味しい。地方発送もしています。