・12月3日(月) 25時04分
・大雪のちくもりのち雨?
・秋田県大館市雪沢温泉 「旅館大雪」

<日記>

出発前、「ホテル仙波」の大浴場へ。中から米代川が望めてきれいだった。久々の温泉だったが、時間がなくてゆっくり入れなかったのが残念。

高橋さんが迎えに来てくれて「秋田三鶏実業」の社長さんの元へ。女将さんが見送ってくれた。僕の髪が濡れているのを見て、ちゃんとドライヤーで乾かしていくように言ってくれた。女将さんはとても親切だった。

大雪!視界が悪くなるくらい。本格的なのは、今シーズン初めてだ。いよいよ真冬に突入してしまったか%%%。

大館市街地にある畳・インテリアの「成松」へ。こちらの成田社長が「秋田三鶏実業」の社長でもある。社長は大館市の議員をされていた地元の実力者。高橋さんから成田社長にバトンタッチされ、社長の車で「秋田三鶏実業」の工場へ。高橋さんとはここでお別れ。いろいろありがとうございました。

工場は大館市の山間。トンネルを抜けると、そこは一面の雪景色。積もっている!降る雪も強さを増してる。やばい。途中、「旅館大雪」へ。社長の計らいで今晩、泊めていただく!また、お昼のお弁当も届けてもらうことに。

工場到着。「秋田三鶏実業」は日本で最も有名な地鶏の一つ、"比内鶏"を扱う会社。"比内鶏"とは、日本三大長鳴き鶏として知られる声良鶏、闘鶏の金八鶏とともに、天然記念物"秋田三鶏"とされている地鶏。あまりの美味しさに、昔は年貢として納められていた。でも今は天然記念物のため、食する"比内鶏"はその交配種。日本でもっとも改良が遅れたため、野鶏に近く、大館周辺にしかいない地鶏。"日本三大美味鶏"の一つ。本場の"きりたんぽ鍋"には欠かせないお肉。

社員の方々は"寝耳に水"といった感じでびっくりしていたが、社長に説明してもらい、早速仕事開始、の前に、なんとお給料を前金でくれた!いきなりありがとうございました!白衣を着て工場の中に。ちょうど女性の方たちが、鶏の解体作業をしていた。しかも、今朝絞めた鶏!工場長も女性。男性の仕事だと思っていたのでびっくり。

羽がとれた"まんま"の形の鶏の腹を割き、肉・骨・ガラ・内臓等に分ける。初めて見て、ちょっとショックを受けた。焼鳥でも食べる"もつ"など。まだ生む前だった卵も発見。みなさん、すごい手さばき。お歳暮やお正月の"きりたんぽ"用に、今から一年で一番忙しいシーズン。

別の部屋ではガラを煮込んでスープ作り。隣では朝にパック詰めしたものを、85〜90℃の熱湯に一時間つけて外部の殺菌。僕は終わったものを鍋からあげるお手伝い。パックを網ですくって机の上に。見た目より力が要って大変。外は雪降ってるのにここは暑いし。ひたすらひたすらすくう。やっと終わったと思ったら、別のパックを再び鍋へ。この繰り返し。

引き上げたパックは、机の上に立てて水切り。これまた細かい作業。その後はケースに詰めて冷蔵庫に運んで冷却。内部の品質を変えないように。温めたり冷ましたり大変だ。午前中はそれで終わった。

「秋田三鶏実業」で使う鶏は、全て同じ敷地内の系列の飼育農場で育てられたもの。農場から加工まで一貫した生産をしている。農場も見せてもらった。ビニールハウスみたいな建物から「コッコッ」とか「ピヨピヨ」とかいろんな泣き声がしている。ものすごい数!ずらーっとゲージが並び、茶色の羽をした"比内鶏"が数羽ずつ飼育。中に入ると、一層泣き声は強く。僕が近付くと恐がっていた。更に別のハウスを覗くと、そこは放し飼い!ものすごい数の"比内鶏"が自由に歩き回ったり、餌を食べてたり。こうした飼育法により、肉が引き締まって"野鶏"に近い味になるらしい。ただ、詳しい飼育法と飼料は企業秘密。

午後になると、皆さんは肉を決められた大きさに切ったり、重さを量って袋詰め。真空パックなど。僕は倉庫に行き、賞味期限のスタンプを押す作業。さっきまで冷やしていたスープパックに機械で賞味期限を打つ。ひたすら打つ。どんどん打つ。まだまだ打つ。ずっと腰をかがませていたので、腰痛再発。僕は鬱。スタンプを打ったら、箱に詰めてまた冷蔵庫へ。

その間、工場ではスープが完成。濾したものを一晩寝かし、明朝パック詰め。肉も切り終わったようで、計量やパック詰め。通販もしているので、配送の荷造りなど。

僕は最後まで賞味期限のスタンプ押し。寒がってたらストーブをつけてくれて嬉しかった。ちょっとまだ風邪ぎみだし。およそ500袋ほど押して終了。

専務の車で送ってもらい「旅館大雪」へ。近くで土木工事が行なわれているらしく、作業員の方たちが大勢宿泊。館内全体が土建屋の雰囲気になっていた。夕食は普通のメニューに加え、みなさんの計らいで"きりたんぽ鍋"もつけてもらった。"たんぽ"とは、ご飯をすりつぶして食べやすい大きさにして丸め、串につけて焼いたもの。それを切って食べるので"きりたんぽ"という。その中の鶏肉と"だし"は、比内鶏が王道!欠かせない存在!昨日も食べたけどすごく美味しかった!腹一杯!さらに、ビールとお酒もつけてもらい、いい気分。今日は温泉にもゆっくり入っていい気分。久々に洗濯もした。

だけど、僕の心はちょっとブルー。携帯がつながらないのもあるが、明朝、鶏を絞める作業を見学するから。もしかしたら、僕もやることになるかも%%%。そういうの、昔から苦手なんだよなぁ。


・今日の出費
ジュース=100円
計 100円
・今日の収入
お給料(前金)!=10000円
残金 20090円
・今日の収穫
宿泊代(夕食の"きりたんぽ"とお酒・ビール付き!)
昼食にお弁当

・出会った人
(再び)高橋要さん・「ホテル仙波」の女将さん
成田松太郎、「秋田三鶏実業」&「インテリア成松」社長
岩間善吉、「秋田三鶏実業」専務
若狭孝明、「秋田三鶏実業」営業部長
「秋田三鶏実業」のみなさん
「樹海比内農場」のみなさん
・部屋のコンセントから
・今日の金ちゃん
いよいよ雪に見舞われた。金三、生き残れるか?


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http://www.oodate.or.jp/user/shimoda/Hchikusan/sankei.htm

秋田県大館市雪沢字楢木岱72-3tel. 0186-50-2254
0120-411713(Free)

Pc030022 "比内鶏"のお肉。普通の鶏肉とは本当に比較にならないですよ。

Pc030030 「秋田三鶏実業」の外観。飼育・加工・販売を一貫して行なってます。

Pc030033 この看板が目印。十和田樹海ライン沿いです。

"秋田三鶏"の一つである"比内鶏"を扱う会社。"比内鶏"は野鶏に似た風味とこくを持ち、"日本三大美味鶏"にも挙げられている。「秋田三鶏実業」は、空気・水ともに澄んだこの大館の地で、飼育・加工・販売まで一貫して手がけている。独自の飼育法と飼料で育てた"比内鶏"は天下一品。数々の賞も受賞。正肉・鶏ガラだんご・スープにステーキ肉他、"比内鶏"あっての"きりたんぽ"セットも販売。レバー砂肝、ハツなども。燻製も美味しい。地方発送もしています。

Pc030005 泊めていただいた、大滝温泉「ホテル仙波」。女将さんが見送ってくれた。

Pc030013 左から僕、成田社長、岩間専務。僕のエプロンはきつい。

Pc030015 "比内鶏"の解体をする「秋田三鶏実業」のみなさん。

Pc030019 解体してます。

Pc030024 解体してます。

Pc030026 僕はスープのパックの熱湯殺菌。鍋から取り出す。ちょっと重い。

Pc030035 辺りは一面の銀世界。僕にはこの世の終わりに見える。

Pc030040 スープパックを立てて水切り。こうしてから冷蔵庫へと運ぶ。

Pc030055 足。

Pc030062 ガラを煮込んでスープ。よい香りが漂う。

Pc030073 ハウス内で放し飼いにされ、自由に動きまくる比内鶏。

Pc030074 ゲージの中から餌をついばむ比内鶏。

Pc030080 コケッ!

Pc030089 さぁ〜、切るわよ!

Pc030104 僕はスープパックにひたすら賞味期限。僕の旅は期限切れ。

Pc030125 新たに煮込むスープのガラ。

Pc030129 「民宿・大雪」でごちそうになったきりたんぽ。見た目以上にボリュームがあり、味も最高!

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