・11月15日(木) 22時40分
・晴れ
・福島県会津若松市 「ジャンボ健康ランド」

<日記>

長瀬君に車で送ってもらい、宇都宮駅。餃子像の前で記念写真。7時30分過ぎの電車に乗り、福島・会津若松へ。いよいよ、東北地方へ!車窓から猪苗代湖・磐梯山が見えた。頂上には雪がかかっていて、冬の到来を感じさせる。

約3時間半、電車に揺られ、会津若松駅に到着。今日は国指定名勝「御薬園」でバイト。昼食をとってからバスで向かった。

1時到着。係長の新井田さんが迎えてくれ、早速仕事させてもらう。「御薬園」は、15世紀前半、この地に薬泉が湧き疫病から農民がすくわれたとして祠(現・朝日神社) を建て、当時の領主の葦名家が別荘としたのが始まり。そして会津2代藩主保科正経が薬草を栽培したことから、この名がつけられた。

今、「御薬園」は"雪囲い"の時期。"雪囲い"とは、大雪が降った時に木の枝が折れないように、縄で木を囲って補強すること。職人さんと一緒に、僕もそのお手伝い。まずは太い支柱に縄を括り付ける。特殊な結び方で僕には良く分からなかった。

僕がさせてもらったのは、赤く色づいた紅葉のきれいな木。木の幹にくっつけて支柱を立て、そこから放射状に出ている縄で枝を縛って固定。これまた特殊な結び方で、職人さんのお手本。そして今度は僕。ある程度の枝をまとめて括る。雪の重みに耐えられるよう、やや引き上げるように。そして縛る、のだが、縛り方を忘れてしまってやり直し。再度挑戦。今度はなんとか縛れたが、縄の出ている方向とずれてしまってまたやり直し。単に邪魔となっていた。

縄は、支柱が傾かないように対角線に縛っていく。大きい木ほど、縄の本数も多い。木に合わせて調節するのがコツだ。高いところは脚立に乗って。なんとか全部括り終えると、更に補強するために枝と縄を更に結ぶ。"男縛り"という結び方。これまた面倒な縛り方で、再度練習。観光客も一緒に混ざり、縄の結び方教室と化す。

なんとか一本を終え、次はもうちょっと小さい木。こちらは小さいので、全体を束ねてしまう。これまたまた、特殊な縛り方。輪を作り、下からずり上げるようにして束ねていく。しかし、僕の不器用さが災いして、何度もやり直し。おそらく、職人さんが一人でやるより3倍くらい時間がかかって完成。お手伝いというより、縄の縛り方を教えてもらっただけだった。こういった作業を、園内の全ての木に対して行なう。大変だ!

園内を散歩。紅葉もそろそろ終わりだが、池に浮かんだ落ち葉がまた趣きがあって良い。たくさんの種類の木々が植えられ、四季に応じて様々な景色を見せてくれるらしい。そんなにどでかい公園ではないが、僕が見てきた三大名園に負けないくらい風情ある公園だ。また、池にいる鯉の餌のぱくつき方が印象的だった。

そして「御薬園」の名のもとになっている"薬用植物園"。会津産199種、他地方・外来薬草65種など、400種に及ぶ薬草・薬木が植培されている。種類の豊富なことと歴史があることから、東北でも貴重なもの。"セリ""ヨモギ"など周知の草花から、なんだか良く分からない名前のものまで。"ラッキョウ"も見つけた。"ラッキョウ"が薬草だったとは!園内の売店では、薬草に関する資料展示や薬草茶も販売。

大して働いてないのに、休憩していけとお茶席へ。ここで抹茶を頂いた。特製の"ごま羊羹"も頂き、なんだか、いたせりつくせりの様相。ごまの風味がおいしく、抹茶は2杯も頂いた。御茶席から見る園内もきれいだった。

次は"重陽閣"という建物へ。こちらは秩父宮殿下ご一家が泊まられた旅館を移築したもの。貫禄ある建物。ここでは、お昼に会席料理・薬膳料理を頂くことができる。ここで、今日の分の片づけと明日の準備のお手伝い。テーブル拭きや掃除機。そして膳の準備。明日はお客さんが多いようで、結構忙しかった。2階席からは園内が一望。ここで食べる料理は美味しいだろう。料理長さんから、御弁当を頂いてしまった。

事務所に戻ると、バイトの受け入れをしてくれた山口さん。なんと、今日はお休みなのに来てくれた!山口さんは「会津若松城=鶴ヶ城」の職員さん。「鶴ヶ城」も「御薬園」も、同じ「会津若松市観光公社」の運営。「御薬園」の方にお礼を言い、「鶴ヶ城」にある事務所へ。

事務局長さん達にご挨拶。事務所の方々は金三にうけていた。これまでの旅の経緯や、次に新潟に向かうことを告げた。すると、会津若松〜新津間を今、"SL"が走っていて、それに乗せてくれることに!ちょうど日曜日に座席が空いていて、そのチケットをとってくれることに!"SL"なんて乗ったこと無いし、そうそう乗れるものじゃない!ますます、いたせりつくせり感が漂う。

お話を伺うと「会津若松市観光公社」は補助金に頼らず、採算を自前でまかなっているらしい。多くのこうした名勝は、国や県からの補助金で運営しているのがほとんどなのに、お城や御薬園の観光収入などで運営している。今、「○○公社」などは不採算性が問題視されてる中で、すごいことだ。

ライトアップされて白く輝く「鶴ヶ城」を後にし、健康ランドへ送ってもらった。明日は、「鶴ヶ城」でバイトだ。


・今日の出費
サンドイッチ=210円
電車代(宇都宮〜会津若松)=3260円
バス代(会津若松駅前〜御薬園入口)=250円
昼食(ラーメン)=525円
水=136円
健康ランド代=1350円
缶ジュース=120円
計 5851円
・今日の収入
なし
残金 36453円
・今日の収穫
御薬園のでとれた柿(身不知柿)!
お弁当!=御薬園の重陽閣の方が作ってくれた
御薬園の記念品等

・出会った人
谷津卓、「会津若松市観光公社」事務局長
渡部武、「会津若松市観光公社」常務理事
新井田信哉、「会津若松市観光公社」御薬園 係長
山口龍一、「会津若松市観光公社」総務兼観光企画係長、僕を受け入れてくれた方
「御薬園」のみなさん
会津若松駅・観光案内所のお姉さん
・今日の金ちゃん
鶴ヶ城の事務所のみなさんにウケていた。一晩、預かってもらった。


<「御薬園」・「会津若松観光公社」PR>

http://www.tsurugajo.com/

【御薬園】

〒965-0804 福島県会津若松市花春町8-1
tel. 0242-27-2472

入園時間:午前8時30分〜午後5時まで(入園締め切りは4時30分)
休園日:毎年7月第1月曜日〜木曜日
毎年12月第1火曜日〜木曜日まで

400種を超える薬草の"薬用植物園"を始め、霊泉・鶴ヶ清水、皇室ゆかりの"重陽閣"などの文化財などがある「御薬園」。紅葉のこの時期もきれいだし、春の草花、夏の青、雪に覆われる冬など、四季折々に移ろう景色を見ることができます。また、その歴史は会津藩の歴史そのもの。国名勝指定の大名庭型山水庭園です。"重陽閣"では会席料理とそば・薬膳料理が味わえ、茶屋敷では抹茶にごま羊羹。売店の薬草茶は、通販もしています。

Pb150077 売店では、「御薬園」ならではの"薬草茶"を販売。

Pb150096 ここからの眺めが一番いい。

Pb150113 散歩に疲れたら、抹茶とごま羊羹をどうぞ。

Pb150140 400種の薬草が見られる「薬用植物園」。

Pb150001 宇都宮駅前・餃子像。像よりも坊主の方が不気味。ごめん。

Pb150007 車窓からの磐梯山。東北へ突入だ!

Pb150016 会津若松駅と白虎隊像。

Pb150022 「御薬園」へ。"雪囲い"を手伝わせてもらう。支柱に縄。

Pb150018 わ、わからん。

Pb150042 職人さんに縛り方を教えてもらう。

Pb150049 やってみるが、悪戦苦闘。

Pb150052 遂に、観光客も混じって、縄結び教室。

Pb150066 何かに驚きながら、着々と"雪囲い"を進める。

Pb150067 小さな木は、そのまま束ねる。

Pb150070 教えてもらった職人さんたち。うしろは見事な"雪囲い"。

Pb150081 執拗に迫り来る、池の鯉たち。

Pb150093 これが霊泉・鶴ヶ清水。ここから「御薬園」が始まった。

Pb150103 紅葉がとってもきれいです。

Pb150119 御茶席にて抹茶を頂く。2杯も。

Pb150131 「重陽閣」にて、明日の会席の準備。

Pb150138 皇室ゆかりの「重陽閣」。

Pb150143 「御薬園」の新井田さんと、休みなのに来てくれた山口さん。

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