
<日記> 午前中、金一のお葬式。ここまで一緒にやって来たのに、道半ばでこの世を去るとは金一も無念だろう。せめてもと思い、金一のお骨(?)を持っていくことにした。 公園に行って火葬。紙と割り箸を燃やすが、火がつかずに苦戦。ようやく火が大きくなったところで、その上に金一。銀紙の上においてみたら、少しずつ焼けてきた。焼き魚の匂いがして、なんだか悲しくなった。金一は天へと登っていった。 しかし、ある段階からなかなか燃えず、チャッカマンで直接燃やしてみた。こんなやり方でごめんよ、金一。 骨だけが残るかと思っていたが、全体が真っ黒な炭になってしまった。もう、これ以上、燃やしても仕方ない。この状態で持っていこう。ありがとう、そしてさようなら、金一。 気持ちを入れ替え、今日から東京でのお仕事。東京といえば世界有数の歓楽地。歓楽地といえばやっぱりお酒。ということで、業界の最大手である「プラザ・エンタープライズ」の、上野にあるキャバクラ「GOKU」さんでお世話になることに。 夕方4時、上野。駅から歩いてすぐの「GOKU」へ。僕自身は、あまりキャバクラには行ったことがないが、シックな内装のお店。本社営業部・部長の竹内さんに会う。バイトのお願いをすると、快く引き受けてもらえることに。ということで、いきなり、今日から働かせてもらうことに。ちゃんとしたアルバイトとしての扱いで、履歴書を書いた。この旅、始まって以来かもしれない。 賄いの食事を食べさせてもらってから男性スタッフの朝礼。一人ずつ、気がついたことや注意事項を確認する。僕も自己紹介させてもらった。 僕の仕事はウエイター。まだ6時前。お店のOPENは7時から。僕も、早速着替えて準備に混ぜてもらう。マイペットを使って、ソファーやテーブルを丁寧に拭く。その後も他のウエイターに教えてもらいながらピアノを掃除したり、トイレ掃除をしたり。 "キャスト"と呼ばれる女の子たちも出勤。そんな中、僕らはテーブルにグラスや灰皿を並べる。並べ方もきちっと決まっている。7時前、キャストさんの朝礼。ソファーに並び、マネージャーさんが挨拶。冗談などを言って盛り上げる。 そしてOPEN。お客さんが入ってきた。キャストさんも席につく。僕はそのままウエイターとしてホールに。僕の仕事は灰皿交換。「GOKU」では、お客さんやキャストがたばこを一本吸い終わるごとに灰皿を交換する!なので、僕はそれを見回って替える仕事。その際に使うのが"トレンチ"という円い銀色のお盆。トレンチは、片手の指だけで支えて使う。その上に灰皿を乗せて運ぶ。でも、慣れていないと水平に保つのがなかなか難しい。 そして、お客さんがたばこを吸い終わったのを確認すると、裏から灰皿を持って出てテーブルへ。「失礼します」と声をかけ、片膝をついて交換。ウエイターは、お客さんやキャストさんと話す時には目線を低くしなければならない。 交換する際も、灰が飛ばないように別の灰皿を上に重ねる。全ての場面でお客さんに粗相が無いように、細心の注意。灰皿は結構、重い。幾つも持つと左手がきつくなってくる。だけど、他のウエイターさんは、アイスペール(氷入りの器)やミネ(水)を幾つも乗せて平気な顔で歩いている!信じられない。 9時を過ぎると一気にお店が混雑。仕事帰りのサラリーマンやお金を持ってそうなおじさま達が次々に入店。「GOKU」の客層は年齢が高めな印象。店と同じで落ち着いてる人が多い。お客さんが入ってくると、その場で大声で「いらっしゃいませ」、帰る時には「ありがとうございました」と声をかける。帰る時にはキャストさんやマネージャーさんもお見送りに。"究極のサービス業"といった感じだ。 ウエイターは目が回るような忙しさ。最初は、煙草を吸っているお客さんを把握している余裕があったが、混んでくると全く分からなくなる。店の隅から隅まで歩いて、吸い殻が入っている灰皿が無いかチェック。見つけると、速攻、交換しに向かう。灰皿は2種類あって、テーブルによって決まっている。間違えないように注意。他のウエイターも、ちょっとでもアイスや水が少なくなると、アイス交換やミネ交換に走り回る。 また、テーブルのキャストさんが手を挙げると「ハイッ」と返事をしてすぐに向かう。オーダーやおしぼりを頼まれる。時々、僕の灰皿交換が遅れていて灰皿を頼まれたりもした。裏の厨房も大忙し。ちょうど今日から新しいコックさんが入り、料理やドリンクを作りつづける。忙しくなると洗いものも溜まる。僕らも合間を見てグラスや灰皿を拭く。 ホールでマネージャーさん達は、お客さんの応対やキャストの管理。全てのテーブルの状況を把握し、"指名"が入ったりするとキャストさんを交代させる。ヘルプで入るキャストさんも同様。また、遅い出勤や早くあがるキャストさんもいるので、それも分かっていないと。店全体の流れを理解していないといけない。マネージャーさんも歩き回ってとても忙しそう。僕ら、ウエイターは邪魔にならないように注意。 ちょっと慣れてきたので、"トレンチ"に灰皿をたくさん乗せて運ぶようになった。が、やっぱり左手が辛い。おしぼりを取ろうとした時に、誤って灰皿をひっくり返してしまった。店内に「ガッシャン」と音が響く。ごめんなさい。でも、スタッフの皆さんは優しく、少し休憩をもらった。 風邪をひいているのもあるが、やたら喉が渇く。それに、ずーっと動き回っているのですごく疲れる。ずーーっと、忙しい。ウエイターの仕事、大変だとは思っていたが、予想をはるかに越えていた。辛い。 そんな感じで、1時半のラストオーダーまであっという間。L.O.を取り終えると、最後にお客さんがいるテーブルにアイスやミネ、そして灰皿の補充。CLOSEまで交換をしなくて済むように。また、お客さんのいないテーブルのグラスなどを片づける。まだ、トレンチの扱いに完全に慣れたわけではないので、グラスを運ぶ時は緊張。 ようやくようやく2時になって営業終了。お客さんが全員帰った後、ミーティング。今日の反省や、"指名"が多かったキャストさんの発表など。拍手でたたえる。キャストさんはそこで帰宅。当然、終電が終わってしまっているので『送り』で帰宅。 だが、僕らの仕事は終わらない。溜まってしまった洗い物やテーブルの後片付け。ゴミをまとめたり、コースターを干したりといった掃除。また、フリーのドリンクを入れ替える、いわゆる"バクダン"作り。仕事はいくらでもある。後片付けにも1時間以上かかった。そして3時過ぎ、ようやくお仕事終了。だけど、僕は始発まで待つことに。ウエイターさんやサブマネージャーさんも一緒に残ってくれた。 帰りの電車は速攻で寝た。駅から桜井宅に帰るまでの道がものすごく寒く感じた。本当に疲れた。あと2日、頑張らなくては。 <キャバクラ「GOKU」PR> 上野駅から歩いてすぐにあるお店。シックな内装でピアノの音が流れる、とてもいい雰囲気のお店。在籍しているギャル(キャストさん)の数は、10月16日現在で108名!あなたの好みの女性が必ずいるはず!これからも、素敵なギャルがぞくぞく入店!"セット料金半額の日"を設けるなど、各種割引、キャンペーンを実施中!ちなみに11月の"セット料金半額の日"は、3・4・11・18・23・25日!!また、初めてご来店の方にも大幅割引サービス!ホームページ内に割引チケットもあります!そして、金曜日は毎週毎週"おしゃれ日"。キャストさんがいつも以上にドレスアップしてご来店をお待ちいたしております。その他にもイベント多し。 <「プラザ・エンタープライズ」HP> |
・今日の出費 ・出会った人 ・今日の金ちゃん Pa230009 横たわる金一。そんな、死んだ魚のような目をしちゃって%%%。 Pa230013 公園で火葬することに。金一よ、安らかに眠れ。 Pa230018 半焼け状態の金一。周囲には焼き魚の匂いが漂う。 Pa230021 なかなか燃えないので、チャッカマンで直接燃やす。 Pa230024 黒焦げとなってしまった金一。さようなら、ありがとう。 Pa230028 更に熱しつづけたら、形も無くなってしまった。せめて、この灰、北海道まで持っていってあげよう。 Pa230033 所変わって「GOKU」。いきなり働いている僕。ソファーを拭く。 Pa230034 たか〜いボトルを置いてある棚もお掃除。 Pa230039 僕は灰皿担当。ホールにでてせっせと交換。裏では洗ったものを拭く。 Pa230040 一日中、格闘していた灰皿。立派なものですが、重いです。 Pa230047 上野といったら、ジャイアントパンダ。 |
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